ア・ソング・フォー・ユー(柴田よしき)
ずいぶん前に出ていたが知らなかった花ちゃんシリーズ。今回の4編はタイトルが歌謡曲。最初が「ブルーライト・ヨコハマ」で確かに花ちゃんが桜木町からランドマークまでゃってきてホテルのティールームで依頼人と会う。
このシリーズ、最初に読んだときに、回収されない伏線がずいぶんあるように感じたが、どうやらシリーズ全体の中でいずれは回収する、というものらしい。今回も以前の姿を消した母子のエピソードに触れているところがある。
また、緑子シリーズと共通する登場人物である山内が、どうもこのシリーズでは妙に優しい印象だが、それも花咲に対してはやはりなぜか甘いものの周囲の人間からは相当怖れられている人物として描かれる。そして名前こそ出ないものの麻生も登場。元警察官で探偵という面では花ちゃんと同じ経歴でもある。こちらも姿を見せたが、絡んでくるのはまた先のことだろう。緑子シリーズというよりなんだか麻生シリーズになってきたようなあちらのシリーズでも逆の面から描かれたりするのだろうか。
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