鹿男あをによし(万城目学)
森見氏とよく比較される万城目氏の作品。森見氏の日誌(ブログ)でもときどき登場する。
ドラマになった影響もあってか、図書館ではまだ20件以上り予約待ちだが、地元の地区センターの図書室に初めて行ったら貸し出しできる状態だった。
ファンタジーといえばファンタジーではあるが、ミステリー的な要素も少なからずあって意外に楽しめた。オチが一番古典的でファンタスティックかもしれない。
全体に、特に序盤はもう坊っちゃんの奈良版そのものといった展開。と思っていたらマドンナなんて語まで出てきて、直後にほかならぬ坊っちゃんも話題にされている。
奈良がほとんどすべての舞台だが、京都・大阪・奈良の三都市も重要な位置を占める。奈良にはまるで土地勘がないので、さっぱり映像が浮かばないが、地名や地点名は随所に出てくるので、作品の舞台を追うのは簡単そう。惜しいのは地元の人間も含めてしゃべりに方言がまったく出ないこと。奈良が実際どうかぴんとこないが、大阪や京都の人間が標準語でしゃべっているとリアルさに欠ける。
| 固定リンク | トラックバック (1)












