Op.ローズダスト 下 (福井晴敏)
文庫は三巻に分かれているが、もともとの連載は上巻・中巻のところまで。この下巻はまるまる単行本時の書き下ろしに当たる。作者お決まりの書いているうちに長くなったパターンか。
ファイナルフェイズは全編お台場が舞台。タンゴ・パパの符牒で呼ばれるTPexを追って警察とダイスが翻弄される。そして実はヒントはときどき伏線的に与えられていた、お台場ならではのタンゴパパ移動の方法。
清掃工場にたてこもったローズダストたちの最後は再読してみるとずいぶんとあっさりしているようにも感じる。まだまだやれそうなものだが。
逆に単行本で読んだときに感じたファンタジー色が再読ではそれほど強く感じなかった。子犬のくだりはまさにそうなのだが、ローズダストが舞うというのは最初から一功が狙っていたことだったと分かるからか。
なお今回初の試みとして舞台となる場所をグーグルマップにプロットしてみた。これがかなりピンポイントで位置を特定できるのには驚き。移動の経路もけっこう具体的。他の作品も含めて再読の楽しみとなりそう。
| 固定リンク | トラックバック (0)

