検察捜査(中嶋博行)
乱歩賞受賞作ということで読んでみたが、とりたてて面白いということもなかった。つまらないわけでもないのだが。めりはりに欠けるというか盛り上がりが今ひとつというか。そこは新人の作品だから仕方ないのかもしれない。
収穫は主人公が横浜地検の検事であるために、日本大通り付近が何度も舞台として登場していた点。地検の建物が何度も出てきて、そこから見える県庁越しに見える県警や開港記念会館も何度か描かれる。ただ、みなとみらい線がまだ開通していない時点で書かれているのにそれを無理やり取り込んだのか妙な記述があるのが残念。大倉山からの私鉄がJR新桜木町駅の手前で市営地下鉄に乗り入れる、という点。桜木町駅には「新」などつかないし、みなとみらい線は市営ではない。
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